「平成16年度防災とボランティアのつどい」

主催 内閣府 防災担当部


12月4日(土)東京お茶の水で開催。縁あって当団体も、参加させて戴きました。


「平成16年度防災とボランティアのつどい」が12月4日(土)に東京お茶の水で開催されました。

縁あって当団体も、参加させて戴きました。

主催 内閣府 防災担当部

会場の東京御茶ノ水の損保会館

会場入り口の案内看板

全体会会場のロビー入り口

正面入り口 受付前

全体会午前の部

午前10:30〜10:50

ボランティア団体、NPO、行政、防災関連団体、報道機関が参集しました。

挨拶する分科会A 「中越地震及び新潟豪雨のボランティア活動」司会の千川 剛史 氏 大妻女子大学助教授

挨拶する分科会B 「今年の各地の台風・豪雨水害におけるボランティア活動」の司会の高梨 成子さん 防災&情報研究所代表

分科会C 「被災地活動を支える広域的な支援活動のあり方」司会の上原 泰男 氏 東京災害ボランティアネットワーク事務局長

分科会D 「ボランティア活動を担う人材育成及びボランティア活動の経験の地元での活かし方」司会の菅 磨志保さん 人と防災未来センター専任研究員

主催者を代表して挨拶される 村田 吉隆 防災担当大臣

内閣府 坂審議官

内閣府 柴田政策統括官

(財)市民防災研究所 池上 三喜子 理事 (東京YWCA副会長)

分科会C 「被災地活動を支える広域的な支援活動のあり方(ボランティアバスを含む)の」会場

損保会館4F 406号室

午前11:00〜15:00 (12:30〜13:30昼食休み)

分科会Cの司会 上原 泰男氏 (東京」災害ボランティアネットワーク」事務局長)

ふくい災害ボランティアネットの東角氏 ナホトカ号の重油流出災害時のボランティア活動や今年の水害時のボランティア活動報告や、 条例を改定して、 義捐金の残りをボランティア基金に上乗せし、県内外の災害救援ボランティア活動に活用している、との福井方式を発表されました

NPO法人今治センターの阿曽沼氏 阪神大震災、福井重油、今年の新潟・福井豪雨のボランティア活動をつうじて、支援物資の現地からの正確な情報が不足している問題が浮上してきたことを報告されました。

社団法人シャンティ国際ボランティアの会の関氏 台風23号災害救援活動をつうじてコーディネーターの不足、初動資金問題、健康、安全問題についていくつかの課題が提案されました。

いなべ非常通信ボランティアの平塚氏 新潟・福井水害、台風21号、台風23号、災害救援、活動に対応するために三重県ボランティア情報センターを開設して、これらのボランティア活動を後方から支援したときの活動を報告されました。

十日町市ボランティアセンタースタッフ の松澤さん  新潟中越地震で十日町ボランティアセンターでの活動をつうじて、人と人がふれれ合って信頼関係が成立していないと本当の意味での被災地支援にはならないのでは?、との意見。すばらしい意見をありがとう感動しました。 彼女の意見に対し分科会Cの参加者全員が拍手を送った事は言うまでもない。

群馬県ボランティア・NPO室の富岡氏  新潟中越地震で職員とボランティアで山古志村、川口町での活動をつうじての支援活動の問題点、教訓、課題を提言されました。

災害OUT・SIDEの正村氏  福井水害、新居浜、高松での活動と新居浜でのボランティアフェリーに関連して、企業からの資金援助の活用方法に一考が必要との報告がありました。

神奈川県災害救援ボランティア支援センターサポートチームの宇田川氏  新潟中越地震でボランティアバスを出した経験から資金、情報管理、防災ボランティア関連機関との連携等の問題点を提言されました。

医師・i労働衛生コンサルタントの洙田氏 ボランティアの健康管理について暑いとき、寒いいときの活動には工夫が必要と医師としての提言が有りました。

長岡市国際交流センターの羽賀氏 被災地での外国人支援活動について報告されました。生活習慣の違いや言語の問題をどのように克服したかなど大変貴重な報告でした。

レスキュウーナウ・ドット・ネットの市川氏 5年間の災害情報専門会社としての経験と今後の取り組みについて報告されました。

NHKボランティアネットの入江氏  インターネットを使ったボランティア情報を流して10年の経験から情報の信頼性と扱い者のモラルが必要との発言をいただきました。

日本赤十字特殊救護隊の田伏氏  新潟中越地震における現地情報を東京で受ける場合の問題点につい報告がありました。情報がなくて混乱するよりは、情報があって混乱するほうがまだよいのではとの提言でした。

日本災害救援ボランティアネットワークの田中氏  活動10年を迎えて今後発生するといわれている東海、津南海、南海地震のような巨大地震に備えて全体を把握できる機関やシステム作りが必要と提言されました。

全国社会福祉協議会の渋谷氏 災害現地では社会資源として市町村社協がありそれなりのネットワークと職員がいるのでそこが受け皿としてどれだけ機能できるかが仕事である。しかし十分受け皿になりえないところもあるので、厳しい意見もいただいています。今回試している共同募金、福祉救援、NPOの方々との協働などまだまだ工夫や議論が必要との報告がありました。 

柏市社会福祉協議会の諏訪部氏  新潟中越地震で長岡市災害ボランティアセンターに県社協ボランティアコーディネーターとして活動、からニーズ把握、地域での防災と福祉のネットワークの構築、ボランティア保険の拡大運用、など提言をいただきました。

NPO法人国際ボランティア学生協会の大谷君   今年の新潟豪雨災害、台風21号、22号、23号、新潟中越地震に活動。 専門的知識も、技術もなく仕事も時間がかかるのですが、学生が行くことで被災地の方々に元気を与えられる精神的な面が有るのではではないのか。また学生でなければ発案できないアイデアもたくさんあるとの報告をしてもらいました。

災害救援ボランティア推進委員会学生ネットの岩崎君  学生は社会人と比べて動きやすい反面、経済力や情報収集力に問題がありその辺の配慮が必要。学生に対する防災ボランティア活動推進は、あまり堅苦しくない形がよいのではとの提言が有りました。

分科会の様子

分科会に参加の皆さん

司会者の後ろ側の席は分科会Cの記録担当スタッフ

分科会Cは午後3時に終了。

全体会は午後3時20分開始。

全体会の様子

時事通信社の中川氏  今年の台風、豪雨水害のボランティア活動では平素からつながりの多い地域は活動がうまくいったとの報告があった。

兵庫県立舞子高校の兼田さん 阪神大震災のときは助けてもらう立場だったが今回は学校の「環境と防災」の授業で学んだ「ボランティアは被災者の視点で」を実践する為学校で台風23号被災地でのボランティア活動をして学ぶ点が多くあったとの報告があった。

こうち災害ボランティア活動支援資金運営協議会の山崎氏  災害ボランティアセンターのスタッフには聞く力」と引き出す力が必要、力不足はネットワークの生みの親ではないかと提言されました。

NPO法人レスキュウストックヤードの浦野さん  災害ボランティアコーデネーターの最大の目的は災害に強い地域つくりや啓発活動、環境つくりを担うことが必要ではないかとの提言をしていただきました。

独立行政法人 消防研究所理事長の室崎氏  ボランティア活動が成熟して新しい問題が出てきている。コーデネーションのやり方、多様なニーズにどう対応するか、被災者とボランティアの一体感を作れるか、多様な経験を集約し継承していく方法が必要と提言いただきました。

ユース21京都の吉村氏 地元の団体といかに顔つなぎができているか、地域住民、自治会長、区長、広域ボランティアが連携する形が必要ではないかとの発言がありました。

個人で参加の八木氏  新潟中越地震で長岡市の災害ボランティアセンターのスタッフとして活動しての感想として、被災者の方からの本音を引き出すにはにわかに他地域から来た者には難しい事であることを感じた、との報告がありました。

NPO法人ながおか情報交流ネットの長田君 災害ボランティアと地域の消防団との連携活動も考慮してはどうかとの提言が有りました。すばらしい着眼をありがとう。

富山県民ボランティア総合支援センターの池田氏 新潟中越地震で感じた過疎地と過密地区ではボランティアに対する意識に違いがある。住民とボランティアをつなぐ方式や啓発が必要ではとの提言をいただきました。

NPO法人ユニバーサルデザイン・ステップ代表の小澤氏  新潟中越地震でのボランティアニーズの収集方法、災害弱者への支援方法に一考をとの提言が有りました。

主催者を代表して総括の挨拶をする、柴田内閣府政策統括官 新潟中越地震での政府の対応やボランティア活動における情報収集についての紹介がありました。午後4時30分閉会

          


いなべ市 在住・在職のアマチャ無線運用の局長さん、

賛同・参加 御願いします! 宜しければ Mail下さい


い な べ 非 常 通 信 ボランティア