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平成20年2月23〜24日に、静岡市民文化会館において、第3回「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」 が国、県の防災関係機関や県内外の防災ボランティア団体など,約250名が参集して盛大に実施された。 主催 静岡県・静岡県ボランティア協会 協力 静岡県社協 NTT西日本 文化会館正面付近
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この訓練は「東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク」( 平成17年10月発足 事務局、静岡県ボランティア協会内 ) が主体となり計画、立案されたもので東海地震に限らず、広域大規模地震災害時にボランティア支援活動を展開していく上で重要なヒントを得ることが出来るものと期待されている。 当日、三重より参加させて頂きました。
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訓練一日目
【第1部】東海地震の被害想定を学ぶ 「第三次被害想定」を読み合わせ、地域の特徴を整理する。 | ||||
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静岡県第三次地震被害想定についての解説 | ||||
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同上 被害想定についての解説 進行と被害想定の伝授は富士常葉大学環境防災学部 准教授 小村氏 | ||||
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被害想定は想像以上に甚大で、極めて深刻な状態であった。 | ||||
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訓練一日目 【第2部】被災者支援の時間経過に伴う変化を考える。 そのときボランティアと関係機関に期待される役割は? | ||||
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静岡県内の市町を中心にグループ分けして演習開始、写真は、被害状況を地図へ落とし込み中の磐田市グループ、 当然、磐田市在住の方がほとんどで、臨場感120パーセントの訓練でした。 県外からの参加者も各グループに加わって訓練をさせていただきました。 | ||||
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被害者支援のあり方について各人の意見を集約中の磐田市グループ | ||||
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第一日目の訓練の振り返り各グループでの成果の発表 一番の課題はボランティア本部をいつどこに開設するかだと語る熱海市の西田氏。 | ||||
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原発があるのでボランティア活動を行なうに際して安全が確認されないと地域でも、外部からでも期待できない、出来るだけ正しい情報を早く提供してほしいと語る御前崎市の落合さん | ||||
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ボランティア活動以前の問題として、被害を最小限にすることをまず地域の方々と一緒に考えるべきと語る県社協の村松氏 | ||||
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被害想定についての解説 | ||||
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災害ボランティアコーディネーター静岡の北条氏 | ||||
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被災地NGO協働センターの村井氏 | ||||
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レスキューストックヤ−ドの栗田氏 | ||||
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大分県災害ボランティアネットワークの村野さん | ||||
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三重県防災ボランティアコーディネーター養成協議会の山本氏 | ||||
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海岸線が長く津波が一番心配と語る焼津市の八尾崎氏 | ||||
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津波のための非難ルートの確保もかなり厳しいと語られていました。 | ||||
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静岡県防災情報室の大石氏 | ||||
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静岡県災害時バイクボランティアネットワーク連絡協議会の三橋氏 | ||||
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内閣府、災害予防担当の伊丹氏 | ||||
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各グループの発表が終わったところで皆さんいっせいに写真を1枚・・・ | ||||
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第一日目の訓練は午後5時30分終了 懇親会会場に移動する参加者 写っているのは、夕闇の迫る静岡市民文化会館全景 | ||||
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第一日目 午後6時より 【懇親会】(意見交換会) ホテル シティオ静岡 9F 大ホールにて | ||||
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懇親会には沢山の方が参加され、訓練以上に?盛り上がりました。 | ||||
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親睦会には各地の名物を一品持ち寄り”ネットワークづくり”をすることもひとつの目的でした。 | ||||
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三重県から参加の山本氏が持参された伊勢の「赤福もち」は皆さんに大好評で、話題独占でした。 | ||||
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北は北海道石狩から〜南は九州宮崎まで、全国の災害ボランティアが顔の見える関係を作り、信頼関係を深めた一夜でありました。 | ||||
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【 訓練2日目 】 午前8時半 受付開始 2日目も沢山の方が参集されました。 | ||||
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同上 受付の様子 | ||||
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受付付近、飲料メーカーの協賛に感謝。 協賛 ダイドードリンコ(株) (株) 伊藤園 | ||||
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ボランティア活動資料、展示コーナーにて | ||||
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展示コーナーでは、三重県から持参した「1型糖尿病 お役たちマニュアル 災害対応編 (\2000)」が展示されていた。 | ||||
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2日目 午前9時 訓練開始 まず、昨日の振り返りから。 | ||||
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2日目の進行を行なう富士常葉大学の小村準教授 | ||||
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訓練の留意事項の説明 | ||||
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静岡流「三層構造」のイメージについて 国、県、市町。 全社協、県社協、市区町社協 それぞれの階層についての説明があった。 | ||||
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2日目 【訓練1】午前9時30分〜11時 市町災害ボランティア本部立ち上げの検証 人・物・お金・情報など、市町災害ボランティア本部立ち上げにあたり、何が出来て何が出来ないのか、その課題を具体的に洗い出します。
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2日目【訓練2】午前11時15分〜12時45分 県災害ボランティア支援センター立ち上げの検証 複数の市町災害ボランティア本部を後方支援する県災害ボランティア支援センターの立ち上げについて、何が出来て何が出来ないのか、何がわからないのかなどの課題を具体的に考えます。併せて、県災害ボランティア本部・情報センターの役割を確認します。
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A展示室全景 ここでは、県災害ボランティア支援センター、 情報センターや県外ボランティア団体による静岡県外からのボランティア活動の支援方法、などが話し合われた。 | ||||
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訓練開始 | ||||
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訓練方法についての説明を行なう栗田氏 | ||||
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静岡県以西の県外ボランティア団体で立ち上げた西日本チーム 長野、愛知、岐阜、三重、大阪、大分、宮崎の各団体が参加されました。 | ||||
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静岡県以東の参加団体で構成された東日本チーム 北海道、宮城、栃木、群馬、東京、神奈川、山梨の各団体で構成されました。 | ||||
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静岡県ボランティア支援センター、情報センターチーム | ||||
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全日本ボランティア支援センターチーム | ||||
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中越・能登半島・中越沖で実際に使用した救援機材、等の展示 | ||||
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同上 活動写真等の展示 | ||||
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機材の展示 展示協力 日本財団 | ||||
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写真中央の赤いヘルメットの方は、災害救援モードの日本財団、黒澤氏 | ||||
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約1分で立ち上げられるエアーシェルターの展示 多用途に利用できる優れものです。 展示協力 前田工業株式会社 | ||||
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東海地震ドットネットの展示ブース すでに多くの地震災害情報に威力を発揮してる。 | ||||
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NTT西日本の災害用衛星電話の展示ブース | ||||
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災害時には公設避難所等にこの衛星電話が配置されることになっているとの事、音声、画像、データー等を高速で扱えるため災害情報収集に大きな期待がもたれている。 | ||||
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う〜ん、 県外チームが現地入りするためには・・・ | ||||
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静岡県は海岸線が長く東西からの進入ルートは限定的にならざるを得ない? 複数の迂回路を確保しておく必要を感じた。 | ||||
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全日本チーム | ||||
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東日本チーム | ||||
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西日本チーム 無線による情報収集の検討や、先遣隊を派遣する演習を行なって、情報収集の可能性と問題点を探った。 | ||||
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【静岡県内チーム】 大ホールにて、 ボランティアセンター立ち上げ訓練 | ||||
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13時30分 チーム別訓練が終了 訓練の振り返りのためメインの大ホールに移動 | ||||
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全体振り返り 参加者全員が大ホールに集合して実施。 | ||||
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静岡県 賀茂地域 (下田市、東伊豆、西伊豆、南伊豆、河津、松崎町、)のふりかえり ・津波の被害は震度6弱でも場所的に避けられない ・ボランティア活動は不可欠、意識の向上が必修 ・発災一週間後でも地域支援は難しい ・命さえ助かれば農家が多いため孤立しても食の確保は可能
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静岡県 東部地域 ( 沼津、伊豆、伊東、伊豆の国、熱海、三島、御殿場、裾野、富士宮、富士市、函南、清水、長泉、小山、芝川町)の振り返り ・ボランティアセンターの立ち上げは可能 ・山梨からの支援ルートの確保は可能 ・センターの場所など公共施設の耐震性の向上 ・いかに情報を共有するか ・周辺地域の支援は厳しい
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静岡県 中部地域 ( 静岡、藤枝、焼津、島田、牧之原市、富士川、由比、岡部、大井川、吉田、川根、川根本町)のふりかえり ・ボランティアセンター立ち上げは厳しい ・外部からの進入は不可 ・自主防を母体にボランティアセンターを行政と協働して立ち上げる ・静岡地区からの応援に期待
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静岡県 西部地域(浜松、磐田、御前崎、菊川、掛川、袋井、湖西市、森、新居町)の振り返り ・海岸側は津波被害、山側は孤立 震度6弱〜7 ・政令都市で区別に対応、ボランティアセンターは市、社協の2系統で立ち上げ ・外部からの応援は困難 ・人材の育成と情報の伝達に課題、学生の数が多い、移動にはバス会社の協力が ・西部支援センター協力NG
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県災害ボランティア本部、情報センター(県社協)の振り返り ・発災72時間以内にセンターを最低5名で立ち上げる ・情報収集に衛星電話を確保 ・電源、財源の確保は課題 ・各ボランティアセンターに協力依頼
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全日本チームの振り返り ・場所は全国社協内に置く ・マスコミへのボランティアセンター情報の広報機能 ・情報をどう扱うか、 ・設置主体をどこが担当するか ・それぞれの団体の(社協、生協)リソースを共有する ・交通、通信をどのように確保するか
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東日本チームの振り返り ・場所は全日本チームと同じ場所に設置 ・現地への進出はベースキャンプ方式で ・情報班(インターネット、無線)を20班組織、配置はヘリの要請を国に依頼 ・山梨からは富士吉田ルートが利用可能・災害V、被災経験者の募集・各団体単位で中、高生への災害Vの勉強会を開きリーダーを養成、学校の許可は。
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西日本チームの振り返り ・発災1〜2日以内に名古屋市役所1Fに西日本支援センターを設置、2〜3日以内に前進基地を豊橋or岡崎と飯田に開設、手続きには根拠が必要・支援センター〜浜松間の無線は技術的には可、人材、信頼性に課題有・先遣隊による情報収集を社協のコーディネーターで複数回実施(舞阪、浜松、磐田)情報収集強化要、浜名バイパス通行可、JC,生協、学校に先読み要
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自主防災活動推進の古川氏 被害想定は甚大 震度6強以上の地区がほとんどであり、その認識の上で活動を考える必要がある | ||||
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神戸の村井氏 支援センターはぜひ必要 | ||||
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防災情報室の中谷氏 ・市町ボラセンを立ち上げ後、支援センターは4〜8箇所必要 あくまで社協、地域、で検討して事前の合意が必要 | ||||
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内閣府 防災予防担当の渡部氏 活動をやっていく上ではいろいろな制約があり頓挫することも多いと思います、しかしそれで終わらずに、実現する為にはどんなことが必要か、さらにもう一歩進めていってほしい。 | ||||
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全体のまとめをされる小村教授 | ||||
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午後3時 【閉会式】 閉会にあたり県ボランティア協会 代表の挨拶 | ||||
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同、閉会にあたり挨拶される県防災情報室 岩田室長 | ||||
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午後3時30分終了、 2日間の訓練お疲れ様でした、静岡県内外の災害ボランティアや関係者の皆さんと心が一つになった2日間でした。お世話になった静岡の皆さん、有難う御座いました。 お土産は、勿論「静岡のみかん」でした。 |