平成20年「いなべ市内電波伝搬調査及び通信訓練」


「いなべ市内電波伝搬調査及び通信訓練」を平成20年11月30日(日)に実施しました。

午前9時30分 いなべ市市役所の駐車場に集結した通信車両。

この調査と訓練は、いなべ市内の災害時孤立予想地域の避難所等(詳細は、いなべ市地域防災計画参照)や過去に災害等が発生して避難所等を開設した所を中心に、いなべ市役所に設置した無線基地局との交信を行なって電波状況を調査するものです。

 

この駐車場の奥にあるのが「いなべ健康センター」

この2階に当団体の活動拠点となる「いなべ市民活動センター」が開設されている。

調査活動に向けて、出発準備中の無線メンバー。

午前10時 準備完了

調査地点に向けていざ出発!

無線車両には調査中の表示ステッカー

 

午前10時20分 第1調査地点である藤原町古田の多目的集会場に到着

今回の調査地点では一番遠距離で、しかも山の側面であったが、調査結果は車載無線、携帯無線のいずれでも交信は可能であった。

藤原町篠立の立田会館から交信中

ここは場所に恵まれていて、車載、携帯無線とも信号は安定していた。

 

 

藤原町篠立の篠立生活改善センターから交信中

立田会館よりは少々低いところに開設してあるが、想定以上の電波状態で車載、携帯無線とも交信は成立した。

同、篠立生活改善センターから望む鈴鹿山脈の紅葉

 

藤原町篠立地区で見かけた紅葉

藤原町篠立の舞谷コミニティーセンター前から交信中

ここは遮蔽物も少なく車載、携帯無線ともほとんど雑音もなく安定した交信が可能であった.

 

舞谷コミニティーセンター付近から見える紅葉が素晴らしい。

藤原町坂本の坂本公会場

ここは民家が密集している為電波の飛びを危惧したが予想以上に好結果であった。

この坂本地区の移動途中にある「聖宝寺」ここは毎年11月中旬から下旬にかけて「もみじ祭り」が開催されていて、近隣地域から親しまれている。

この寺は、平安時代開創された天台宗の寺と伝えられている。

戦国時代、織田信長によって攻められ焼失したが、その後、江戸時代になって再興された。

聖宝寺 本堂前の庭園

当日も沢山の方が紅葉を楽しまれていた。

藤原町大貝戸の大貝戸公民館前で交信中

ここも民家が密集していている場所でしたが、交信は安定していた。

 

北勢町川原の川原多目的集会場から交信中

ここは海抜も高く車載、携帯無線とも雑音の無いクリアーな交信が可能であった。

北勢町千司久連新田地区より交信中

ここは海抜も高く素晴らしい景観で、電波的にも大変恵まれておりノーノイズの交信であった。

北勢町二之瀬の二之瀬公会場にて交信中

ここも民家が密集している所だが海抜が高いことが有利に働いて電波状態は良好であった。

北勢町小原一色の小原一色公会堂から交信中

電波的には山の陰になる所であるが、やはり海抜の高さが有利に働いていて携帯、車載無線とも想定以上に良好であった。

北勢町東貝野 の東貝野公会堂にて交信中  ここも電波的には山の背後に位置しているが、やはり海抜の高さが有利に働いて携帯、車載無線とも安定していた。

東貝野地域を移動中に見かけた紅葉。

北勢町鼓 の鼓自治会館にて交信中

距離的には中近距離に入るが携帯無線での基地局との交信では少々雑音がは混じっていたが交信は可能であった。

北勢町北中津原の北中津原自治会館から携帯無線で交信中

交信は安定していた。

車載、携帯無線とも快適な交信であった。

員弁町東一色の東一色集落センターで交信中

携帯、車載無線とも安定した交信が出来た。

大安町梅戸の梅戸集落センターにて交信中

車載無線は問題なく交信できたが携帯無線は民家の影響か、雑音がまじっていたが交信は可能であった。

訓練中にたまたま見つけたイタチ?

大安町宇賀の宇賀公会場にて交信中海抜も高く安定した交信が可能であった。

大安町北山の北山公会場で交信中

ここは海抜も高く携帯、車載無線とも終始安定していた。

員弁町平子の平子集会場にて交信中

距離的には近距離だが携帯無線では少々苦しかったが交信は可能であった、車載無線は快適に交信が可能であった

員弁町市之原の市之原公会堂にて交信中

近距離であったが電波的に遮蔽された地域で少々雑音が混じっていたが交信は可能であった。

午後1時30分 調査終了 基地局の撤収

調査と訓練に参加したメンバー

いなべ市内を走り回っていただきました、調査地点は山あり谷ありで広範囲の活動でご苦労様でした。

参加メンバー 藤原町、北勢方面の調査担当 伊藤宗幸氏、岩花陸郎氏 大安町、員弁町の調査担当 清水宗夫、土井春次氏 基地局担当 平塚満  

写真提供 伊藤宗幸氏、岩花陸郎氏、土井春次氏